2023-10-07
親子間での任意売却には、いくつかのメリットがあります。
一方、融資が断られやすいといったデメリットも理解しておかなければなりません。
今回は、不動産の任意売却について、親子間取引の可否やメリット・注意点について解説します。
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任意売却の親子間取引とは、親と子どもでおこなう不動産売買をいい、実際に任意売却可能です。
ここでは、任意売却を親子間でおこなうメリットを3つご紹介します。
1つ目のメリットは、精神的苦痛が少ない点です。
親子間の任意売却であれば、家庭の事情に配慮してもらえるかも知れません。
そのため、スムーズな交渉と合意がしやすく、家族関係を考慮しながら、迅速な取引が可能であり、円滑で無理のない任意売却が期待されます。
2つ目のメリットは、プライバシーが守られる点です。
親子間の売買であれば、第三者との売買とは違い、任意売却の事実が周囲に漏れるリスクは低いでしょう。
したがって、プライバシーが守られる点がメリットといえます。
3つ目のメリットは、引っ越しの必要がない点です。
第三者との任意売却では、売却成立後に物件から立ち退かなくてはいけません。
ですが、親子間での任意売却の場合は、交渉次第で物件に住み続けられるケースが多いです。
これにより、引っ越しの必要がなくなる可能性があるのは、メリットといえるでしょう。
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任意売却を親子間でおこなう際には、3つの注意点があります。
1つ目は、親子間売買は、融資が断られやすい点です。
理由としては、融資する金融機関が「債務の置き換え」と判断するためです。
債務は借金のため、金融機関は借金の肩代わりと認識し、良い融資と捉えません。
そのため、社会的信用のある公務員や上場企業に勤めている方でも、審査に通らないケースがあります。
2つ目は、子どもが住宅ローンを組めない可能性がある点です。
なぜなら、すでに親子間売買によって、住宅ローンを組んでいるからです。
住宅ローンは高額のため、二重ローンを組むのは現実的に難しいでしょう。
3つ目の注意点は、贈与税のリスクがあげられます。
親子間の任意売却では、売却価格に注意しなければいけません。
市場の販売価格より大幅に安くしてしまうと、贈与と判断される可能性があるからです。
したがって、市場価格と乖離しない価格で取引する必要がある点に注意しましょう。
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親子間売買には、精神的苦痛がない・プライバシー保護・引っ越し不要の可能性があるといったメリットがあります。
しかし、融資が断られやすかったり、ローンを2重で組むことが難しかったりと、いくつかの注意点があります。
親子間での任意売却を検討する場合は、リスクについて十分に協議し、慎重に対応しましょう。
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